「プログラミングで遊ぼう!」講座 参加レポ

2019年7月に、地域若者サポートステーションにて上記講座を受講しました。そのレポです。

地域若者サポートステーション(通称サポステ)とは、

働くことに踏み出したい若者たちとじっくりと向き合い、 本人やご家族の方々だけでは解決が難しい「働き出す力」を引き出し、 「職場定着するまで」を全面的にバックアップする厚生労働省委託の支援機関です。

サポステ公式サイトより

初めて就職するまでの間、お世話になっていました。 現在離職中であり、講座内容が面白そうだったため参加を決めました。

講座の概要

頂いたチラシより

マイクロビットという小型コンピューターを使って、簡単なゲームを作るイベントです。

「プログラミングに興味がある」

「ゲームやパソコン操作が好き」

全くの初心者でも、知識がなくても大丈夫。まずは体験してみよう!

全体の流れ

項目 各項目の所要時間
イントロダクション 20分
ビジュアルプログラミングのウォーミングアップ 40分
micro:bitとMakeCodeを使ったプログラミング 85分(50分 + 35分)

途中、休憩を挟みつつ3時間ほど。 講座の最初と最後にアンケートの記入がありました。

参加者は9人。男女比は5:4で半々くらい。プログラミング経験者は私含めて2人でした。

各項目の詳細

イントロダクション

講師から、講座の概要・目的、この講座に関わっている若者TECHプロジェクトについての説明がありました。

講座の目的

この講座をプログラミングが好き・向いてるの判断のきっかけにしてほしいみたいです。あくまできっかけ作り。プログラマ養成目的ではないそうです。まずはやってみないと分からないですもんね。

このため講座は、誰でもできるマウス操作のビジュアルプログラミングで行われます。

また、社会人基礎力の向上にも繋がればとおっしゃってました。アンケートに、講座受講前後の自分の社会人基礎力を記入する欄がありました。講座で社会人基礎力が向上するか、効果を判定するのに使うのでしょうね。

若者TECHプロジェクト

今まで就労支援の現場で実施されていたOffice系の講座を、より時代のニーズにマッチした物として開発し、普及していく取り組みだそうです。

これまでは知識のある人がいないと教えられなかったけど、誰でも教えられるように、ということみたいです。講師の方もエンジニア経験がない方でした。

ビジュアルプログラミングのウォーミングアップ

まずはビジュアルプログラミングに慣れるため、Hour of CodeのMinecraftアドベンチャーのステージを解いていきました。

ステージ13まで解き、あとは講師から提示されたチャレンジ問題に取り組みました。ブロックを使った命令、繰り返し文や条件文が理解できる感じです。

講師1人 + サポート2人が回って見てくれて、詰まっているときは声を掛けてくれます。参加者9人だったので、3人当たり1人見てる感じ。

ちなみに、予備のPCが複数台用意されていて、PCがトラブっても即交換できるようになってました。すごい。

micro:bitとMakeCodeを使ったプログラミング

いよいよmicro:bitの登場です。micro:bitのキットが配られ、PCにUSB接続しました。

キットは、スイッチサイエンスのmicro:bitをはじめようキットでした。ケース色は白色だったので、2019/2/1より前に発注されたようです。

チュートリアル

MakeCodeエディタを使って以下のチュートリアルを行いました。

  • 点滅するハート(LED表示と消去)
  • 名札(文字列のLED表示)
  • サイコロ(揺さぶられた時の条件分岐、乱数のLED表示)

チュートリアルは講師のみ開いていて、受講者は新しいプロジェクトからプログラミングしていました。チュートリアルだとUI表示が制限されていたので、その方が短時間でUIを覚えられて良さそうでした。

じゃんけんゲームの作成

その後じゃんけんゲームを作り、段階的にブラッシュアップさせていきました。各自できるところ、やりたいところまで。変数の概念の解説あり。

  • A, B, A+Bボタンでじゃんけんの手を表示させる
  • 揺らしてランダムにじゃんけんの手を表示させる(ここで変数の概念の説明)。
    • ランダムを等確率でなく、偏らせてみる
  • A, B, A+Bボタンでスコア(勝ち負けの合計)の加減算・表示をさせてみる

開催回によって進み具合は異なるそうです。今回はかなり進んだ方だったとか。

途中詰まっていた人がいたので、講師と一緒に問題解決のお手伝いをしていました。

参加してみて

ブロックの数々を見て、micro:bitっていろいろなことができて面白いなと思いました。

5x5のLED表示は若干の窮屈さも感じますが、ドット絵を描く労力を考えると、これぐらいでちょうど良いのかもしれません。

個人的には、どうやってプログラミング未経験者に興味を持たせるのかが気になっていました。

観察していて以下のことに気づきました。

  • 答えをそのまま教えない。ヒントを出して考えさせる。
  • 教える人の少し先の可能性を示す。そうするとワクワクして自走する。

講師の知識の深さは関係なくて、興味を持たせる教え方が重要なんだなと思いました。

終わりに

2000-3000円するmicro:bitが無料で触れて、プログラミング体験できるので、ちょっとプログラミングに興味ある人は参加してみるといいんじゃないかなーと思いました。

おしまい。